【教材の選び方】で意識したい3つのこと

ここ数年で受験の内容、方式が多様化し、それに合わせて教材も細分化されてきています。

教材選びは受験勉強を効率的に進める上でとても重要な要素となります。

安易に教材を選ぶと学習の量・質を落としてしまう恐れがあります。

今回ご紹介する3つのポイントを参考にしてみてください。

1.「当てはまったら危険⁉」避けたい教材選びの基準

1-1.難しい教材を選ぶ

まず知っていただきたいのが、

「難しい問題をやっていれば成績は上がる」

という考え方は危険であるということです。

基礎からのステップを踏まずにいきなり難しい教材に手を出すと、

  • 「そもそも手がつかないので放置する」
  • 「解けずに解説を読んでわかった気になってしまう」
  • 「その問題は解けるが、類題は解けない」

など学習意欲を下げたり、本質的なところがわからないまま先に進むリスクが高まります。

できるだけ極力避けるようにしましょう。

1-2.最初から過去問に手を付ける

1-1.の考え方に近いのですが、過去問(入学試験・資格試験などで、過去に出題された問題)を全部理解できれば合格できるのでは?と考えてしまう方もとても多いです。

受験学年になってから学習を始める方、つまりはあまり時間に余裕のない方に多いのが特徴です。

過去問演習は受験勉強の総仕上げといえる学習ということもあり、

「早く受験勉強を進めたい、終わらせたい」

という心理が働くわけです。

ほとんどの場合で1-1.のパターンと同じ結果になるので、こちらも避けましょう。

1-3.問題集のみを解いていく

「とにかくたくさん問題を解いて経験値を積んだ方が良い」というのは間違っていません。

しかし、問題を解くうえで必要な知識や理論がなければいくら問題を解こうとしても手がつきません。

「解答・解説を読めばいいのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、解答・解説の中でその問題に必要な知識や理論を一から説明してくれている問題集はほとんど見かけません。

問題集は、あくまで必要な知識や理論を部分的に載せていることがほとんど

問題集だけでなく、科目によってはインプット用の参考書を用意することをおすすめします。

2.成績を上げる教材選び

避けたい教材選びをご紹介したところで、本題である理想的な教材選びをご紹介します。

2-1.レベル別の問題集を選ぶ

英語でよく見かけるのですが、あらゆるレベルの問題が掲載されている問題集(以降、「網羅的問題集」)というものが存在します。

網羅的問題集にある「これ1冊で完結!」といったキャッチコピーを見ると、「これだけ買えば事足りるんだ」と思えるかもしれません。

しかし、問題数が多いのは悪いことではないのですが、一問一問の解説が丁寧かと言われると少し物足りないことが多いです。

網羅的問題集は、初学のタイミングではなく、基礎を固めたうえで抜け漏れがないかを確認する時期に使用することをおすすめします。

では、どういった問題集を選ぶべきかというと、それがレベル別で別の冊子になっている問題集です。

クチコミやおすすめを鵜呑みにせずに、現時点での自分の成績、理解度を加味したうえで最適なレベルのものを選び、徐々にステップアップさせていけば、着実な成績向上が見込めます。

また、1冊を1周やっただけで理解できるということはほとんどありえません。

1冊1周で終えないことです。

少なくても2周、できれば3周以上する必要があります。

2-2.演習時間を確保するためのインプット教材

前述したとおり、スムーズな学習にはインプット用の参考書が必要です。

特に覚えることが多い科目は情報が過多になり、何を・どこから覚えるべきか、わからなくなってしまっているケースが多いです。

情報が整理され、優先順位をつけてくれるような参考書は学習の指針となるので、各科目1冊は用意しておくのはよいでしょう。

科目によっては複数冊用意したほうが良いこともあります。
(例:日本史探求の「政治史」、「文化史」、「経済史」など)

インプットがスムーズに行えるようになると、その分アウトプットにかける時間を確保できるので、お手元にインプット用教材がない方はご用意することをおすすめします。

2-3.ちょっとした使いやすさが合否を分ける

意外と気にされないことが多いのですが、教材のちょっとした使いやすさが学習に大きな影響を与えます。

例えば問題集であれば、問題と解説の冊子が別になっているだけで圧倒的に使いやすくなります。

特に英語の長文の問題集だと、解いたあとに全文訳を見ながらもう1度英文を読むということがよくあります。

しかし、問題と解説が同じ冊子になってしまうと、逐一ページを行き来しながらの確認になるのでストレスがかかります。

そして、この点でおすすめできないのが教材の電子書籍版です。

紙では問題と解答が別冊子になっている教材も電子書籍では同時に開くということができません。

このようにちょっとした教材の使いやすさが勉強へのストレスを増減させてしまいますので、ぜひ教材を選ぶ際はご注意ください。

3.まとめ

ここまでの話をまとめると、以下の通りになります。

  • ・いきなり難しい問題、過去問はやらない
  • ・レベル別の問題集で少しずつステップアップする
  • ・インプット用の教材を用意する
  • ・内容と同じくらい使いやすさも大切に

また、最後に受験業界においてよく言われる言葉をご紹介します。

「教材を浮気すると第一志望にフラれる」


この言葉をぜひ覚えておいてください。

学習において教材選びは本当に大事です。


しかし、ちょっとやって合わないからと言って他の教材を探すのは危険です。
そうやっていろんな教材に手を出して、結果的に何も身につかなったというケースをこれまで何度も見てきました。

使い方が間違っているだけで本当は最適な教材だったということもよくあります。

合わないなと思ったらまずは塾や学校の先生に相談してみましょう。

ぜひみなさまが受験のベストパートナーとなれる教材と出会えることをお祈り申し上げます。

戸塚駅徒歩5分のFODINA(フォディーナ)について

最後に私たちが運営する中学・高校・大学受験塾のFODINAを紹介させてください。

FODINAでは教材選びの段階からみなさまの受験をサポートさせていただいております。

ご不安なことがあればお気軽に無料の学習相談にお越しくださいませ。

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