【中学受験】ラストスパート!成功する子の理想的な生活習慣と時間の使い方

合格への道のりで最も重要なのは、受験直前の過ごし方です。中学受験における成功の鍵は、学習面での準備だけでなく、規則正しい生活習慣の確立にもあります。文部科学省の全国学力・学習状況調査によると、規則正しい生活習慣を持つ児童ほど、学力テストでより良い結果を残す傾向が示されています。今回は、成功する受験生に共通する生活リズムと、それを支える親の関わり方について詳しく解説していきます。

1. 受験期の基本的な生活リズム作り

1-1. 理想的な1日のスケジュール

国立青少年教育振興機構の調査「子どもの生活習慣と学力に関する調査」(https://www.niye.go.jp/)によると、朝食を毎日摂取し、規則正しい睡眠習慣を持つ児童は、教科の正答率が高い傾向にあることが報告されています。

当塾での指導経験から、以下のようなスケジュールを推奨しています

  • 6:30 起床
  • 7:00-7:30 朝食
  • 8:00-15:00 学校
  • 16:00-19:00 学習塾
  • 19:30-20:00 夕食
  • 20:30-22:00 自主学習
  • 22:30 就寝

このスケジュールは、個々の生徒の通学時間や個別の事情に応じて調整が必要です。大切なのは、一度決めたリズムを継続的に維持することです。

1-2. 親子で作る学習計画表

ベネッセ教育総合研究所の「学習基本調査」(https://berd.benesse.jp/)では、計画的に学習を進める児童ほど、学習に対する意欲が高く、目標達成度も高いことが示されています。

効果的な学習計画には以下の要素が重要です。

  • 週間目標の設定 毎週日曜日に翌週の具体的な目標を設定します。「算数を頑張る」といった漠然とした目標ではなく、「算数の図形の問題を30問解く」など、具体的な目標設定を心がけましょう。
  • 1日の学習内容の確認 その日に取り組む科目や単元を明確にします。当塾では、生徒一人一人の進捗状況に合わせた学習内容を提案しています。
  • 振り返りの時間の確保 学習した内容の定着度を確認し、必要に応じて翌日の計画を調整します。

また、ただ、塾や学校で勉強するだけが学びではありません。何気なくリビングのTVで流れたニュースについて子どもに考えを聞いたり、一緒にスーパーに買い物に行った際に野菜や魚、肉の産地を一緒に見てみたりするのも立派な学びの機会です。教科書や問題集では喚起しづらい好奇心をくすぐり、子どもの「学びたい欲」を高めてあげることも生活に組み込んでいきたいですね。

2. 睡眠時間の確保と学習効率

2-1. 成長期に必要な睡眠時間

文部科学省の「早寝早起き朝ごはん」国民運動の調査データによると、十分な睡眠時間を確保している児童は、学習への集中力が高く、記憶力も優れていることが報告されています。

特に注意が必要な点として:

  • 集中力の維持 午前中の授業に集中できない主な原因として、睡眠不足が挙げられています。当塾の生徒指導においても、睡眠時間が確保できている生徒の方が、朝一番の授業から高い集中力を維持できていることが確認されています。
  • 記憶力への影響 国立生理学研究所の研究では、十分な睡眠時間の確保が、学習内容の定着に重要な役割を果たすことが示されています。特に、睡眠中に前日の学習内容が整理され、記憶として定着することが分かっています。
  • 体調管理 睡眠不足は免疫力の低下にもつながります。特に受験期は体調管理が重要です。

2-2. 睡眠の質を高める工夫

日本睡眠学会のガイドラインでは、質の良い睡眠のために以下の点が推奨されています:

  • 就寝1時間前からのスマートフォン使用を控える ブルーライトの影響を考慮し、就寝前はスマートフォンの使用を控えめにします。代わりに、リラックスできる読書や軽いストレッチをお勧めします。
  • 適切な室温管理 快適な睡眠のための推奨室温は18-20度とされています。寝具の調節と合わせて、快適な睡眠環境を整えましょう。
  • 就寝前のリラックスタイム 入浴から就寝までの時間を利用して、その日の学習を振り返ったり、明日の準備をしたりすることで、気持ちの整理ができます。

3. 親子の時間を活用した学習サポート

3-1. 効果的な声かけのタイミング

ベネッセ教育総合研究所の調査では、保護者の適切なサポートが、子どもの学習意欲向上に重要な役割を果たすことが示されています。

【重要なタイミング】

  • 朝の準備時間 一日の始まりに、具体的な目標を確認することで、学習への意欲を高めることができます。当塾では、朝一番の声かけで「今日の目標」を確認することを推奨しています。
  • 帰宅直後 まずは疲労度を確認し、必要に応じて短時間の休憩を取り入れることで、夜の学習効率を上げることができます。
  • 夕食時 家族との会話を通じて、その日の学習の振り返りを自然に促すことができます。
  • 就寝前 一日の頑張りを認め、具体的な成長を指摘することで、翌日への意欲につなげます。

3-2. 心のケアと学習モチベーション

教育心理学会の研究では、受験期の精神的なサポートの重要性が指摘されています。

  • 定期的な励ましや、 具体的な成長を指摘する声かけが効果的です。当塾では、定期的な面談を通じて、生徒の成長を具体的に示すようにしています。
  • 小さな目標達成の認識 一つ一つの目標達成を確認し、成功体験を積み重ねることで、自信につながります。
  • 適切な休憩の取り方 集中力の維持には、適度な休憩が必要です。当塾では30-40分の学習ごとに5-10分の休憩を推奨しています。

4. ラストスパート期の時間活用法

4-1. 入試1ヶ月前からの生活変更点

文部科学省の調査では、受験直前期の生活リズムの安定が、本番での実力発揮に大きく影響することが示されています。

  • 学習時間の調整 急激な学習時間の増加は逆効果です。当塾では、1週間ごとに15分程度ずつ学習時間を延ばしていくことを推奨しています。
  • 休憩時間の効果的な配分 40分学習したら10分休憩を取るなど、メリハリのある学習を心がけましょう。
  • 体調管理の徹底 バランスの取れた食事と十分な睡眠時間の確保が重要です。

4-2. 合否に大きく影響する睡眠と学習

入試1ヶ月前からの過ごし方は合否に大きく影響します。入試の1ヶ月前になると受験生はまず精神的に不安定になりやすいものです。受験に対する不安で頭がいっぱいになり、眠れなかったり、食事が喉を通らなくなるなんてこともよく聞く話です。だからこそ、その時期にどんな過ごし方をさせてあげるかが受験の成功率を大きく左右することになります

睡眠時間の確保が学習の定着には不可欠です。不安をかき消すために睡眠時間を削り、夜遅くまで勉強する受験生が多いのも事実です。しかし、これではかえって体調を崩しやすくしてしまったり、記憶のメカニズムを狂わせてしまったりします。なので、まずは生活リズムを一定に整え、十分な睡眠時間を確保することが必要です。

4-3. 弱点克服と得意分野の伸ばし方

最後の1ヶ月こそ成績を上げるゴールデンタイムです。

この時期の受験生を上手く精神的に、そして身体的にゆとりがある状態にすることができれば、程よい緊張感が功を奏し、集中力が増して学習内容が定着しやすくなることが多々あります。ですので、受験は全日程が終了するまで正しい生活リズムを守り、試験だけではなく、勉強する時間も確保するようにしましょう。

また、当塾の指導経験から、最後の1ヶ月は以下の方針で学習を進めることを推奨しています。

  • 過去問演習の実施 時間を計りながら、本番と同じ条件で問題を解く練習を定期的に行います。
  • 弱点分野への取り組み 1日1テーマに絞って集中的に学習することで、効率的な弱点克服が可能です。
  • 得意科目の維持 得意科目の演習時間も確保し、自信を持って本番に臨めるようにします。

5. 学校生活との両立について

5-1. 登校の判断基準

当塾において、受験生の保護者様から、「受験が近くなったら学校は休ませるべきかどうか?」という質問をよく受けます。

この質問については、文部科学省から多くの専門家の方まで、多様な意見がありますが、当塾としましては、中学受験をする小学生の場合は学校には原則行かせて、なるべくいつも通りの日常を過ごさせるのが良いと考えています。

ただでさえ不安定な時期に周りから切り離し、勉強だけに集中させようとするのは、逆効果になることもあります。普段通りに学校に行き、友達と話したり授業を受けたりすることは決してムダでなく、合格に必要な大切な時間になり得ると考えております。

5-2. 欠席する場合の効果的な時間の使い方

ただ、病気などの何らかの理由により、やむを得ず登校できないお子様もいらっしゃると思います。

当塾では、欠席せざるを得ない場合は、以下のような時間配分を推奨しています。

  • 午前中の活用ー脳が最も活性化している午前中は、基礎的な問題演習に充てます。
  • 午後の学習ー応用問題や記述問題など、より思考力を要する問題に取り組みます。
  • 夕方の時間帯ーその日の学習内容の整理と復習に充てます。

6.まとめ

中学受験における生活リズムの確立は、合格への重要な要素です。今回ご紹介した方法は、すべて実際の指導経験と各種研究データに基づいています。

しかし、お子様一人一人の状況は異なりますので、個別の相談をお勧めします。当塾では、お子様の現在の学習状況を詳しく分析し、最適な学習プランを提案させていただいております。

まずは無料相談会にて、お子様の状況をお聞かせください。経験豊富な講師が、具体的なアドバイスをさせていただきます。

7.戸塚駅徒歩5分のFODINA(フォディーナ)について

最後に私たちFODINAを紹介させてください。

FODINAは、365日毎日通え、いつでも教わることができる新しい学習塾です。

特徴1 日本一勉強できる塾

1年中365日、土日も祝日も朝5時から夜10時まで使えます。

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